勇気の科学  2015.11.09

本日はロバート・ビスワス=ディーナー氏の著書「勇気の科学」を紹介したいと思います。
題名に科学と付いている通り、全体を通して実験による結果に基づいて書かれています。
なので論理的に知りたい。分析が好き。
という人からするとスッと内容が入りやすいかもしれません。
話の主題はもちろん「勇気」
あらゆる角度から勇気について語っています。
今回はその中でも私の心に残った部分を書いていきたいと思います。
まず勇気の定義ですが著者は「勇気とは怖気付きそうな状況に立ち向かう態度」として体と心両方あるとしています。
例えば火事の中に飛び込んだり、真っ暗な海中で探索したりするのは体を使った勇気です。
対して新商品を売り出す起業家や、初めて学校に行く子供のように心がメインの勇気もあります。
また勇気とは「習慣であり、実践であり、習得できる技能」としています。
つまりは生まれついてのものなどではなく、練習次第で誰でも勇気を持つことができるのです。
なかでも私が面白いと思ったのは、「魔術的な思考」の章でした。
Aくんが希望する大学の願書を提出しました。するとおばあちゃんがAくんの行きたい大学のロゴの入ったTシャツをプレゼントしてくれました。
合格とTシャツは全く関係ないにも関わらず、Tシャツを大事にしたら合格率が上がり、大切にしないと合格率が下がるように考えてしまう。
というもので、多くの人がこのような思考を持っています。
食べ物を落としても3秒ルールなら平気
大切な人が作った料理は美味しく感じる
黒い猫は不吉
車線変更したとたんに元のレーンがスムーズに動く
など科学的根拠がないものですが、心理面においては勇気や行動に対して大きな意味を持つとしています。
こういった願掛けのメリットは
強く念じている限り良い結果に繋がり、それがたとえ運であったとしても、結果をコントロールできると信じることができていきます。
すると自信が深まり忍耐力や小さなリスクを取ろうとする意欲が高まります。
そうなることで成功の確率は上がり、パフォーマンスも向上、たまの失敗にもくじけにくくなります。
しかしデメリットもあります。
初期の段階での失敗や連続して失敗すると自分の思いが足りなかったと自己否定してしまうことです。
別の側面で見るとこの「魔術的思考」というのは人の思い込み、イメージングの力とも考えられます。
人の思い込みの力はプラセーボ効果などでも実証されていますし、この本はいわゆる成功哲学の1つを科学的な側面で解釈している1冊だと思いました。
神秘と科学、バランス良く持って勇気ある行動を選択していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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