ありのまま 2016.9.19


僕が演劇をやっている頃、定期的に舞台発表があった
一般のお客さんも呼んでの本番はもちろん緊張する
うまくいった回もあれば、思うような演技が出来なかった回もある
この自己評価をする時、僕の中で1つの基準があった
それはうまくいった回ではその時の記憶がなくなること
厳密に言うと楽しいやワクワクした感覚は残っているんだけど、どういう表情で、どんなセリフ回しで、どんな間で、といったことは全く思い出せない
思い出せないから次回への参考に出来なかったりする(笑)
逆に思った演技が出来なかった時は、出来なかった部分、ミスった部分を鮮明に記憶している
なので終わった後、本番の記憶があれば✖️、なければ◯
当時は理由がわからず、「なんでかはわからんけどそういうことらしい」と納得していた
だけど今思えば右脳と左脳が原因だったんだろうと思う
自分の立ち位置や動く動線、セリフはもちろん他の演者のセリフも頭に入っていた
これは僕に限った事ではなく他のみんなもそう
だって毎日朝から晩まで稽古してるから、入ってない方がおかしい
そしてこの覚える項目は基本左脳を中心に記憶していくもの、そこに感情をのっけて芝居をしていく
ありていに言えば「役になりきる」
役になりきって自然であれば記憶がなくて当然なんだよね
自分の日常を振り返ったら、「歩く」って動作1つでも左足を出して、右足を出して、その時手は出てる足と逆が前に来て、目線は前に、なんて考えながら歩かないでしょ
ごく自然に歩いてる
うまくいかない時はまさにこれ
次のセリフの後が自分の番だとか
噛まないようにしようとか
もう少し間をとってとか
この後右手側に移動だなとか
役の感情や場の雰囲気ではなくて、自分の「段取り」に意識が向いてしまっている
自分のパフォーマンスが1番発揮されるのは、力んだり、頑張ったり、やる気を出す時じゃなく、リラックスしていて、自然体で、その気になっている時
本番や大切な時に空回りするのはきっとこのせい
うまくいかない時、今の自分は自然かな?って問うてみるのもいいかもしれない
「ありのままの 姿見せるのよ」
レットイットゴー~ありのままで~/松たか子
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